CPU使用率が17%に制限されたときの備忘録
久しぶりです。書くことなくて困ってました。
さてさて、先日メインノートPCを起動したところ、妙に動作が重い。性能低いとはいえ、それでもやけに重い。
一応スペックを軽く。
デル製のノートPCで、
CPU:Intel Core i3 6100U@2.3GHz
RAM:DDR3 12GB (4GB+8GB)
HDD:東芝製 1TB
OS:Windows 10 Home
話を戻す。
苦労しながらタスクマネージャーを開くと、CPUが0.39GHzで動作している。このCPUは定格2.3GHzで、ターボブーストは非搭載なので、基本的に常時2.29〜2.30GHzで動作するはずなのである。これでは重いのも納得である。仮想的に4コアあるとはいえ、1個あたりの周波数は20年前より遅い。重くて当然だ。
こういう状態の時、これがノートPCであるので、まず最初に電源設定を確認した。バッテリー駆動時のCPU使用率が制限されてないか確認したのだ。しかし、設定は100%になっている。よって、Windowsの設定だ制限されたわけではないことがわかった。ついでに、ACアダプタがしっかり刺さってないか不安になったので、刺し直しておいた。
原因は他にありそうだ。なのでこの状況や類似する状況に直面した他のユーザーの知恵を仰ぐべく、インターネットで検索したが、ろくに情報が出てこない。これが、急にこの記事を書くに至った理由でもある。
マイクロソフトのサポートに、唯一役に立ちそうな問答があった。2018年のWindows update後、Ryzen 5 1600で同様の問題に遭遇したらしい。初代Ryzenが原因なら、環境問題で片付いてもおかしくないが、こっちはSkylakeのCore iである。環境問題ではなさそうだ。
そして、その記事では最終的に、BIOSでVTを有効化したら治った、とある。
なので私も、BIOSに入ってVTを確認した。
余談だが、DELLのBIOSは少々特徴的な気がする。あくまで、Phoenixに慣れた人間の視点だが。
だが私の環境では既にVTは有効化だ。仕方が無いので、一旦VTを無効化してBIOSをセーブし再起動、もう一度BIOSに入りVTを有効化、再びセーブしてWindowsを起動すると、不具合は解消され全てのコアが元気に動いた。
2018年のWindows updateの不具合が今更当たったのは不思議でならないが、無事解決することができた。今後もし同じ問題に直面した方の為に、ざっとであるが解決までの道筋を残しておく。
(BIOSの触り方・VTとはなにかまでは解説し切れてませんが、その辺りは調べればちゃんと出てくると思います)